おでんを美味しく作るコツについて

おでんは、言ってみれば煮物の一種でもありますが、筑前煮や肉じゃがなどの煮ものが一年を通して食卓に上り、必ずしも熱々の状態で食べられるわけではないことを考えると、冬ならではのメニューです。コンビニの店頭で、熱々のおでんを手軽に買うこともできますが、家庭で作るおでんもよいものです。
家庭でおでんを作る時のコツは、はんぺんや焼きちくわといった練り物系は、食べる直前に鍋に入れることです。練り物は、早くから煮込んでしまうと、旨味が逃げてしまうからです。一方で、こんにゃく、大根、厚揚げ、卵といった非練り物系の具材は早めに煮込んでおくことで、味がしっかりと染み込み、美味しく仕上がります。
おでんの良さは、作り過ぎて余ってしまった場合は、次の日に食べても十分美味しいことです。
また、余ったおでんの具を少し小さく切り分けて、味をととのえて煮返し、煮物に変身させることもできます。さっと茹でたきぬさやなどを添えて小鉢に盛り付けると、彩りのよい煮物になります。